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仕事のやり方を考える時に心がけたいこと

世の中便利になったもので、今や、ちょっと検索すればアジャイル開発の事例やその他いろんな仕事のやり方に関する情報を見つけることができます。また、イベントや勉強会なども相変わらず活発に開催されており、他の人の仕事のやり方や考え方に触れる機会も多いと思います。今朝も、ITproで「第1回 3割減の工期で「いつもの疲弊が無い」 - 実践!CCPMで工期3割短縮:ITpro」という記事が掲載されており、ついつい「やっぱり、CCPMだね!」などと思いたくなってしまいます。 ただ、そんな時代だからこそ、しっかりと心に留めておきたいことがあります。それは - 自分の関わる組織や業務のコンテキストをちゃんと認識すること - その上で自分の頭で考えること です。 そしてそれを私自身も肝に銘じて忘れないようにするために、開発手法や方法論の説明やプレゼンテーションを行う際にしばしば引用する言葉をここで紹介しておきたいと思います。以下に紹介する2つのフレーズは、どちらも「ジョーカー・ゲーム」(柳広司)の中で結城中佐が語った言葉だったと記憶しています。私自身は、一つ目をプレゼンテーションの冒頭で「今日のメッセージ」として紹介し、二つ目を最後に「今日のまとめ」として紹介するパターンが多いです。
「貴様が何を信じていようがかまわん。キリストだろうがマホメットだろうがイワシの頭だろうが、勝手に信じるがいい。もし本当に自分の頭で考え抜いたすえに、それを信じているのならな」
「何かにとらわれて生きることは容易だ。だが、それは自分の目で世界を見る責任を放棄することだ。自分自身であることを放棄することだ」