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PRIMING KANBAN

InfoQで、Jesper Boeg氏のミニブック"PRIMING KANBAN"が無料でダウンロード公開されています。 http://www.infoq.com/minibooks/priming-kanban-jesper-boeg 全部で80ページほどのまさにミニブックですが、Kanbanを導入してフローを最適化するための10のステップについてやさしく解説しています。 ここでは、その内容についてちょちょいと簡単にご紹介しておきます。 【Kanbanって何?】 この中で、Boeg氏は、Kanbanとは以下の原則にフォーカスを当てたチェンジマネジメント手法であると説明しています。
仕事を可視化する(Visualize Work) WIPを制限する(Limit Work-In-Progress) 方針を明示する(Make Policies Explicit) フローを計測し管理する(Measure and Manage Flow) 改善の機会を特定する(Identify Improvement Opportunities)
【Kanbanに関する神話】 また、いくつかのKanbanに関する神話(根拠の薄い社会的通念)を挙げ、それらについて実際はどうなのか?を解説しています。
- Kanbanは、オペレーションや保守など小規模で画一化された仕事を行うチームにだけ適している - KanbanとScrumは正反対のものである - Kanbanには計画/コミットされたイテレーションを強調しないため、パーキンソンの法則の餌食になる - Kanbanチームはタイムボックスを使わない - Kanbanチームは見積もりをしない - KanbanはScrum/XP/Crystal/FDD等より優れている
ここら辺の説明だけでも、読んでおく価値があると思います。 【Kanban導入の10のステップ】 そして、本題となる10のステップは、以下の通り。それぞれについて図解入りで詳しくやさしく解説されています。
Step 1: Visualize your workflow Step 2: Limit Work in Progress (WIP) Step 3: Set Up Quality Assurance Policies and Make Them Explicit Step 4: Adjust Cadences Step 5: Measure Flow Step 6: Prioritize Step 7: Identify Classes of Service Step 8: Manage Flow Step 9: Establish Service Level Agreements (SLA) Step 10: Focus on Continuous Improvement