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Always All Ways Archive

Archive Imported from Always All Ways on Plala

Alan ShallowayのLean-Agile (その1)

IT

"Agile Japan 2010の予習をしようシリーズ"というわけでもないけれど…思いついて少しまとめて書いてみる。

今回のAgile Japan 2010の目玉の一つは、キーノートスピーカーとしてAlan Shalloway氏が来日することであろう。Alanについての簡潔な紹介文は、平鍋さんが以下のブログに書かれているので、そちらを参照してほしい。
「AgileJapan2010のみどころなど」(An Agile Way: ITmedia オルタナティブ・ブログ)

彼の最近の著作(Guy Beaver, James R. Trottとの共著)として、"Lean-Agile Software Development: Achieving Enterprise Agility"がある。その中身をひもときながら、彼の言う"Lean-Agile"とは何なのか?その中で彼はScrumをどう捉えているのか?といったあたりについて、独断でちょこちょこと「つまみ食い」程度に紹介してみたい。

この本を読む時は、彼のリーンに対する考え方などをきちんと理解する意味も含めて是非頭から順番に読んでいってほしいのだが、なんと言ってもひとつのヤマとなるのがChapter 5 Going beyond Scrum(スクラムをこえて)であろう。上のブログで平鍋さんが書かれている問題提起("Scrumがどうやって企業でスケールするか、Scrumの次の形はどんなものか、という議論も含め、期待しています")というあたりもまさにこの章でいろいろと語られている。(そして、この章の抜粋が本を買わなくてもこのページからpdfで読めたりするという太っ腹!)

この章の中にTable 5.1として、スクラムとリーンの見方の違いがいくつかの観点で表にまとめられている。せっかくなので(って、なにが"せっかく"なのだかわからないが)、まずはそれをザクっと適当訳をしてみた。

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(クリックで別ウィンドウで拡大)

そして、彼らはこの見方の違いを理解した上で、スクラムエンタープライズレベルにスケールするために「スクラムをリーン思考のシステムに埋め込んで使うのが効果的」と述べている。それが、"Scrum#"である。彼らの定義によると、Scrum#とはこんな感じになる。

Scrum# is an enhancement of Scrum that results from embedding Scrum with Lean thinking. (p.78)

これはある意味、Scrum of Scrumによる大規模Scrumへのスケーリングとは全く別次元の話であることがわかる。そう、"大規模Scrum"へのスケーリングの話と"エンタープライズScrum"へのスケーリングの話の違い…わかるかなぁ?

というわけで、また気が向いたらこの続きを何か書くかも。