認定スクラムマスターへの道(その1)
先日のエントリでもご紹介した通り、今まで国内では東京でしか開催されてこなかったScrum Alliance認定スクラムマスター研修が、今年は大阪でも開催される予定である。
◆ 第一弾: 2010年3月18日、19日
http://www.scrumalliance.org/courses/20093676-certified-scrummaster
◆ 第二弾: 2010年6月17日、18日
http://www.scrumalliance.org/courses/20093678-certified-scrummaster
私自身、特に講師のBas Vodde氏やOdd-e社と特別な利害関係があるわけでもないが、せっかくなら大阪でも多くの人が受講し、西日本でも盛り上がって欲しいと思うし、今回だけでなく継続して開催されるようになればうれしいと思う。
そうは言っても、興味はあるけど…とさまざまな理由で受講を躊躇している人も多いように思う。それは大阪だけでなく東京でも同様。(twitterでのつぶやきなどをみていてもよくわかる。)
そこで、私自身の限られた経験や知識の範囲ではあるが、受講・認定においての阻害要因を乗り越えるヒントを、これから何回かに分けて書いていきたい。
まず、一番大きいのが、費用面の問題であろう。受講にかかる費用は、200k JPY…つまり20万円である。これは個人で捻出するには安くない金額である。実際、多くの人は所属する会社の研修費用などを活用して参加していると思われる。
ただ、会社もそう簡単に20万円もの金額を出してくれるわけではない。その価値(特に、それを受講させることによって会社にどういうメリットがあるか)を明確にして社内の稟議・決裁を通す必要がある。そして、会社自体がアジャイル開発やスクラムに理解があって研修で学んだことがすぐに業務に活かせるなら話は簡単だが、必ずしもそんな会社ばかりではない。
私の場合は、「受講の意義」として、次のようなことを書いた記憶がある。
ここで重要なのは、アジャイルやってようがウォーターフォールどっぷりの開発をやっていようが、実装やっていようがプロマネやっていようが、とにかく現在の自分の仕事と結びつけて書くこと。そしてそれが現在のプロジェクトや会社にとってどんないいことがあるか、という視点で書くことである。
そして、注意すべき点としては、現状を真っ向から否定してかからないこと。現状をひっくり返して、アジャイルやスクラムを全面的に導入したいという衝動と情熱は一旦忘れていただきたい。あくまで、現状の中でもその欠点を補完する形で、スクラムの知識が役に立つということをそれらしくアピールすることがポイントなのである。
もう一つ重要なのは、この研修を既に受講した人から聞いた話などをリファレンスとしてつけて、「ちゃんと自分なりにこの研修が役に立ちそうかどうか十分に研究してますよ」というのを示すこと。
私の場合は日本でまだ2回目の開催の時の受講ということで、1回目に受講された「やっとむ」氏の受講報告をリファレンスとして活用させていただいた。
今なら他にも何人かが素晴らしい受講レポートをブログに書かれているので、それらも参考にして欲しい。
あくまでこれは一つの例であり、そのままみなさんのケースにあてはまるわけではないということは言うまでもない。
(つづく…かもしれない。)
◆ 第一弾: 2010年3月18日、19日
http://www.scrumalliance.org/courses/20093676-certified-scrummaster
◆ 第二弾: 2010年6月17日、18日
http://www.scrumalliance.org/courses/20093678-certified-scrummaster
私自身、特に講師のBas Vodde氏やOdd-e社と特別な利害関係があるわけでもないが、せっかくなら大阪でも多くの人が受講し、西日本でも盛り上がって欲しいと思うし、今回だけでなく継続して開催されるようになればうれしいと思う。
そうは言っても、興味はあるけど…とさまざまな理由で受講を躊躇している人も多いように思う。それは大阪だけでなく東京でも同様。(twitterでのつぶやきなどをみていてもよくわかる。)
そこで、私自身の限られた経験や知識の範囲ではあるが、受講・認定においての阻害要因を乗り越えるヒントを、これから何回かに分けて書いていきたい。
まず、一番大きいのが、費用面の問題であろう。受講にかかる費用は、200k JPY…つまり20万円である。これは個人で捻出するには安くない金額である。実際、多くの人は所属する会社の研修費用などを活用して参加していると思われる。
ただ、会社もそう簡単に20万円もの金額を出してくれるわけではない。その価値(特に、それを受講させることによって会社にどういうメリットがあるか)を明確にして社内の稟議・決裁を通す必要がある。そして、会社自体がアジャイル開発やスクラムに理解があって研修で学んだことがすぐに業務に活かせるなら話は簡単だが、必ずしもそんな会社ばかりではない。
私の場合は、「受講の意義」として、次のようなことを書いた記憶がある。
ここで重要なのは、アジャイルやってようがウォーターフォールどっぷりの開発をやっていようが、実装やっていようがプロマネやっていようが、とにかく現在の自分の仕事と結びつけて書くこと。そしてそれが現在のプロジェクトや会社にとってどんないいことがあるか、という視点で書くことである。
そして、注意すべき点としては、現状を真っ向から否定してかからないこと。現状をひっくり返して、アジャイルやスクラムを全面的に導入したいという衝動と情熱は一旦忘れていただきたい。あくまで、現状の中でもその欠点を補完する形で、スクラムの知識が役に立つということをそれらしくアピールすることがポイントなのである。
もう一つ重要なのは、この研修を既に受講した人から聞いた話などをリファレンスとしてつけて、「ちゃんと自分なりにこの研修が役に立ちそうかどうか十分に研究してますよ」というのを示すこと。
私の場合は日本でまだ2回目の開催の時の受講ということで、1回目に受講された「やっとむ」氏の受講報告をリファレンスとして活用させていただいた。
今なら他にも何人かが素晴らしい受講レポートをブログに書かれているので、それらも参考にして欲しい。
あくまでこれは一つの例であり、そのままみなさんのケースにあてはまるわけではないということは言うまでもない。
(つづく…かもしれない。)