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信頼すること

毎年この時期になると「新潮文庫の100冊」(って実は100冊じゃないって知ってる?)とか集英社文庫の「ナツイチ」とかの未読分を片っ端から読みたくなる。

というわけで昨日は、三崎亜記の短編集『バスジャック』を読んでみた。

最後の一編『送りの夏』で父が娘に言う言葉が心に残ったのでご紹介:

「信じるっていうのは、お父さんからの一方的な気持ちの押し付けだ。こうあってほしいっていう身勝手なものだね。信頼するっていうのはそれとは違う。互いの存在や、考えていること、やろうとしていることを認め合える関係のことなんだよ。(以下略)」

自分のものさしだけで誰かを理解しようとしたり、自分の勝手な気持ちを押し付けたりせずに、「信頼する」ということ。これ大事!