Always All Ways Archive

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笹メディア理論

七夕が近いこともあって、通勤で日々利用する駅には願い事の短冊をつるすための大きな笹が置かれていて、だれでも短冊を書けるようになっている。

日々増えていく願い事を眺めるのが朝の通勤時の密かな楽しみとなっている。傾向から言うと、始めの頃は子供たちの無邪気な願い事(「サッカーがうまくなりたい」「ホームランが打てますように」など)が中心だったが、途中から学生・社会人などもかなり参入してきているようだ。会社や上司に対する愚痴や、「借金完済」などの切実な願い…。

そんな中で、今朝の私の目を引いたのは、「みき、まだ好きだ」というやつ。純粋なのか、未練がましいのか、よくわからない。でもきっと、みきちゃんはその短冊読まないって!

その他、ウケ狙いなのか何なのか、他人に読まれることを意識した投稿…じゃなかった、短冊が増えてきたというのは、この一本の笹がメディアとしての地位を確立しつつあることを表しているのではないかとも思えたりする。そう、実は、駅の笹は、手書きCGMだったのだ(笑)。そして、手書きメディアであるがゆえに限られた範囲の読み手にしか本来届かないものであるはずなのが、それを見た人がこうやってblogに書いたり、ケータイで写真とってmixi日記のネタにしたりすることで、そのリーチを伸ばしていくことができるという構図があるわけです。

と考えると、上で紹介した短冊の書き手の思いも、ひょっとしたらなんらかの形で「みきちゃん」に伝わるかもしれないね。

#あ、でも、書き手の名前が書いてなかったから、みきちゃんに伝わったとしても誰の思いなのかわかりないか。う〜ん、残念!